人はなぜキャンプをするのか

人はなぜキャンプをするのか

人は、なぜキャンプに出かけるのでしょう。
自然とのふれあい、デジタルデトックス、日常から離れるため、理由は人それぞれかと思います。

昨今のキャンプは、単に自然の中でキャンプするだけでなく、その様子をSNSにアップするまでのコンテンツだとも言われています。テント内の空間をどうレイアウトするか、どのような食事を用意するか、オリジナリティを創意工夫して、人に見てもらうまでがキャンプだという方もSNS上で多く見掛けられます。そんな楽しみ方ももちろんO K。

ただ、ちょっとだけ思い返してみてください。初めてキャンプした日のことを。初めての外ごはん、初めての火起こし、初めてテントで寝た夜……。不便だったり、失敗したり、ちょっぴり怖かったりしたこともあったでしょう。でもそこにはドキドキしたり、ワクワクしたりする経験があったからこそ、またキャンプに行こうと思うのではないでしょうか。


地球上の生物で火を扱えるのは人類だけです。人類の進化、文明の進歩は火とともにあります。火を起こすことで調理をし、暖をとり、明かりを灯し、家族を守ることができるのです。みなさんのDNAにもそんな原始の記憶が刻まれているはずです。だからこそ、より自然に近い環境で食べて、遊んで、寝るというキャンプの本質に、無意識に惹かれるのではないでしょうか。

デンマーク人が愛する「Hygge(ヒュッゲ)」という概念も根底はそこにあります。太古の人びとが洞窟をねぐらとし、その中で火を囲んで食や語らいを楽しむ、そんな家族との団らんのひとときから生まれたとも言われます。もちろんNordiskの製品にもHyggeの精神が宿っています。オーソドックスなファミリーキャンプから、ミニマルなソロキャンプ、憧れのグランピングまであらゆるスタイルでHyggeを感じてください。


もし、次にキャンプに行ったなら、焚き火を見つめながらほんの少し、遥か昔の人びとの暮らしに思いを馳せてみてください。忘れかけていた「何か」に気がつくかもしれませんね。